秋も終盤になり、いよいよ寒い冬の季節がやってきます。
日に日に冷え込みが強くなり、そろそろ、しまっておいた石油ファンヒーターを出して使うと考えている人も多いのではないでしょうか?
しかし、使い始める前にしっかりと点検しないと、暖房効果が下がるうえ、発火などの事故につながる危険性があります。
今シーズン使い始めの注意点を、一般社団法人日本ガス石油機器工業会に聞きました。
1.タンクに残っていたシーズン越しの灯油は使わない!
昨シーズンに石油ファンヒーターを片づけるとき、カートリッジタンクに残った灯油はどうしていましたか?
「もし昨シーズンの灯油がタンクに残っていたら、使わないでください。機器の底に残っていた灯油はスポイトなどで吸い取ることも忘れずに。
灯油は“特別管理産業廃棄物”で、取り扱いや処分には規制があります。自分で勝手に処分せず、灯油を買ったガソリンスタンドや灯油配達業者などに処分してもらいましょう」と、日本ガス石油機器工業会は呼びかけています。
ポリ容器に入れたまま長期間放置した灯油や、紫外線を浴びたり空気に触れた灯油は劣化して不良灯油(変質灯油・不純灯油)になっている可能性があります。
色が薄黄色に変色し、すっぱい臭いがしていたら変質灯油、水やゴミなどが混入していれば不純灯油で、これらを暖房機器に使うと、不完全燃焼や異常燃焼、故障の原因にもなって危険です。変色などが確認できなくても不良灯油になっている場合もあるので、シーズン越しの灯油は使用せず、正常で安全な灯油を使いましょう。
2.給油口の口金やコンセントをチェック
「灯油をカートリッジタンクに入れたら、キャップを確実に締め、タンクの口金から灯油が漏れていないかを確認してください。また、発火防止のためにコンセントのプラグにホコリがたまっていないかもチェックしてください」(日本ガス石油機器工業会)
3.空気取入口を清掃
石油ファンヒーターは、室内の空気を取り入れて灯油を燃焼させ、暖めた空気を対流ファンで送り出す仕組みになっています。
石油ファンヒーターの背面にある空気取入口のフィルターにホコリがたまっていると、空気を十分に取り込めず、温風量が減ったり、運転が止まったりします。
空気取入口フィルターに付着したゴミやホコリは掃除機等で取り除きましょう。
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Source : 国内 – Yahoo!ニュース